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母達のお勉強会

またまた7月某日のお話。
kanaが通う学校の重複障害児向け勉強会を開きました。
お招きしたのは、知的障害を持つ男の子のお母さん。
今年の春から作業所へ通っている息子さん。
幼児期~高校までを支援学校(養護学校)で過ごされました。
kanaの学校は、聴覚に障害をもつ子供の学校。
重複障害とは、聴覚以外に知的などの発達面にも障害を併せ持っている状態の事。
主に知的障害の子供達が通う学校と、聴覚支援学校とでは、様々な違いがあります。
最も大きな違いは、その人数。
知的障害や肢体不自由などの学校に通う子供の数は莫大ですが、こちらは1学年に1人
いるかいないかって状態。
聴覚障害だけの子供の数ですら、1学年に10人いる年は「多いね!」って感想が出るほど少ない。小学部1~6年全員で30~40人ってとこです。
その中の重複となると、ホンットに少ない。

なので、情報収集力が弱い。
学年を超えてのコミュニケーションは取りやすいけれども、内輪だけの話で終わるパターンがほとんど。

ずっと前から、これではイカンと思っていたんですが。
今回、縁あって、私の高校時代の1コ上の先輩にお願いして、経験談をお話いただくことが
出来ました。
この先輩(以降N先輩)は、部活の先輩でキャプテンでした。
数年前にバッタリ出会い、お互いの子供がそれぞれ障害を持っている話になり、その後
PTAがらみのイベントでたまに顔を合わせたりして、お話しする機会がありました。
今年になって十数年振りの「部活同窓会」ってのが行われまして、私も参加させて頂き、
その席で勉強会の事をお願いしたしだいです。

この「縁」は何なんやろうな~~・・って思います。
昔々、毎日汗まみれになって活動していた高校生時代には、全く想像できなかった
今があります。
あの頃が今の私たちに繋がっているのには、何か意味があるはずやと。
今回の勉強会は、その「意味」の1つなんじゃないかと思ってます。

参加した母達の数十数名。
私たちにとっては未知の世界である知的障害の支援学校での指導方法や作業所入所までの流れ、母親同士の交流や勉強会の内容。
全てにおいて、今の私たちにとって聞いておくべき、知っておくべき事ばかりでした。
ものすごく勉強になりました。
と同時に、幼稚部~中学部までの母達が集まりましたので、勉強しながら交流も持てて、かなり濃い時間を過ごすことができました。

逆に、私たちの学校の体制や子供達の事を知るにつれ、N先輩にとっても初めての事が多くあったようで、その面でも良かった気がします。
N先輩にとっては、やはり「知的+聴覚」って、ただでさえコミュニケーション難しいのに、どうやってしているの?ってのが、一番大きな「?」だったようです。


話していただいたことは、項目ごとに分けてまた日記に残しておこうと思います。
それにしても、先輩、想定以上にお話が上手でした!!
終わってから、全ての母達が口を揃えて「参加してよかった!」って思ってくれていて、
後日、各学部の先生からも「良い会だったと聞きました。ありがとうございました。」って
言葉を頂いたほどです。
N先輩、この場をお借りしまして、本当にありがとうございました!
めっちゃ感謝しています♪
by pannie_angel | 2010-07-19 00:27 | 発達障害関係


子育ては山あり谷あり♪ハンディを持って生まれた長女と双子の妹達3人の天使に翻弄される、あわてんぼうママの徒然日記です。(天使のイラスト/ 素材サイト「ブルーグリーン」)


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